任天堂 vs ソニー|ゲーム事業の売上・利益率を2026年4〜6月期で比較
1. 売上規模はソニーG&NSが大きい
ソニーG&NSの2026年4〜6月期売上高は9,371億円、任天堂の連結売上高は5,178億円でした。売上規模ではソニーG&NSが任天堂を上回ります。
ただし、両社ではハード、ソフト、ネットワークサービス、IP収入などの構成が異なります。売上高の差だけで企業の優劣を判断することはできません。
2. 営業利益率は任天堂が約27.5%
任天堂の営業利益は1,425.96億円で、営業利益率は約27.5%。ソニーG&NSは営業利益2,020億円で、営業利益率は約21.6%でした。
この四半期だけを見ると、任天堂は売上規模では小さいものの、売上1円あたりでより多くの営業利益を残しています。営業利益率の比較で注意すべき点はこちら。
3. 両社とも関税還付が利益に寄与
任天堂は、米国IEEPA関税の還付に伴い約3億米ドルを売上原価の減額として計上したと説明しています。ソニーもG&NSの営業利益増加要因として、米国関税の還付を挙げています。
したがって、今四半期の高い利益成長をそのまま恒常的な収益力とみなすのではなく、一時要因を分けて見る必要があります。
4. 任天堂はSwitch 2、ソニーはPlayStation基盤が焦点
任天堂はNintendo Switch 2のハード販売382万台、同ソフト946万本を公表。ゲーム専用機のデジタル売上高は1,327億円で前年同期比90.0%増、IP関連収入等は348億円で107.4%増でした。
ソニーではPlayStationの月間アクティブユーザーが2026年6月に1億2,500万アカウントとなり、6月として過去最高。ユーザー基盤とネットワークサービスの継続収益が大きな特徴です。
5. 通期会社予想でも収益構造が違う
| 2026年度 通期会社予想 | 任天堂 | ソニー G&NS |
|---|---|---|
| 売上高 | 2兆500億円 | 4兆5,400億円 |
| 営業利益 | 3,700億円 | 6,600億円 |
| 予想営業利益率 | 約18.0% | 約14.5% |
通期予想でも絶対額はソニーG&NSが大きい一方、予想営業利益率は任天堂が高い計算です。ただし、任天堂は全社、ソニーはG&NSセグメントの数字であり、厳密な同条件比較ではありません。
6. 比較の要点
- 売上規模:ソニーG&NSが大きい
- 営業利益率:今四半期は任天堂が高い
- ユーザー基盤:ソニーはPlayStationの継続利用型収益が大きい
- IP・ハード集中度:任天堂はゲーム専用機と自社IPの影響がより大きい
- 注意点:両社とも今四半期は関税還付の利益寄与がある
一次資料
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