リクルートHD vs パーソルHD|人材大手2社を2026年4〜6月期で比較
| 2026年4〜6月期 | リクルートHD | パーソルHD |
|---|---|---|
| 売上収益 | 1兆453億円 | 4,240億円 |
| 営業利益 | 2,554億円 | 189億円 |
| 営業利益率 | 約24.4% | 約4.5% |
| 売上収益 前年同期比 | +18.9% | +13.5% |
| 営業利益 前年同期比 | +66.1% | +22.6% |
営業利益率は会社公表値から当サイト計算。両社ともIFRSベースですが、事業構成が大きく異なるため単純な利益率比較には注意が必要です。
1. 規模はリクルートHDが約2.5倍
リクルートHDの売上収益は1兆453億円、パーソルHDは4,240億円でした。連結売上規模はリクルートHDが約2.5倍です。
リクルートはHRテクノロジー、人材派遣、マーケティング・マッチング・テクノロジーを世界で展開。パーソルはStaffing、BPO、Technology、Career、Asia Pacificなどを展開しています。
2. 営業利益率の差は事業モデルの差
リクルートHDの営業利益率は約24.4%、パーソルHDは約4.5%です。
大きな差の背景には、リクルートのHRテクノロジー事業があります。今四半期のHRテクノロジー外部売上収益は4,546億円、セグメント利益(EBITDA+S)は2,158億円と、高い収益性を持っています。
一方のパーソルは、人材派遣など人員稼働と売上が連動しやすい事業の比重が高く、売上規模に対する利益率は低くなりやすい構造です。
3. 両社とも増収増益
リクルートHDは売上収益18.9%増、営業利益66.1%増。HRテクノロジーの実績と見通しが想定を上回ったとして、通期業績予想を上方修正しました。
パーソルHDも売上収益13.5%増、営業利益22.6%増。2025年10月に買収したGojobの寄与や為替影響、Staffing・Asia Pacificの収益性改善などを増益要因として挙げています。
4. AI戦略も共通テーマになっている
リクルートのHRテクノロジーは、求人検索・採用マッチングをデジタルプラットフォームで大規模展開しています。
パーソルはGojobのAI中心の人材派遣モデルを国内へ展開するPoCを開始。AIによる自動対話、データ更新、案件紹介、応募までを自動化するモデルを成長施策として掲げています。
両社ともAIを人材マッチングの生産性向上に使っていますが、リクルートは既にグローバルなデジタルプラットフォームが収益の中核、パーソルは既存の人材サービスへAIモデルを組み込む段階という違いがあります。
5. 通期見通し
| 2027年3月期 通期予想 | リクルートHD | パーソルHD |
|---|---|---|
| 売上収益 | 4兆2,300億円 | 1兆6,650億円 |
| 営業利益 | 9,450億円 | 710億円 |
| 予想営業利益率 | 約22.3% | 約4.3% |
リクルートは第1四半期発表時に通期予想を上方修正。パーソルは第1四半期時点で通期売上収益1兆6,650億円、営業利益710億円を示しています。
6. 比較の要点
- 規模:リクルートHDが大きい
- 利益率:HRテクノロジーを持つリクルートが大幅に高い
- 国内人材派遣:パーソルは重要な基盤事業
- AI:両社とも人材マッチングの自動化・高度化を成長テーマにしている
- 注意点:同じ人材業界でも事業ミックスが大きく異なる
2026年8月24日時点で確認できる会社公表資料を使用。投資判断はご自身の責任で行ってください。
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