オービック vs OBC|高収益ソフトウェア2社を2026年4〜6月期で比較

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結論:オービックとOBC(オービックビジネスコンサルタント)は別会社です。ただし資本関係があり、OBCはオービックの持分法適用会社です。2026年4〜6月期は、オービックが売上規模・営業利益額・営業利益率でOBCを上回りました。一方、前年同期比の売上・営業利益の伸び率はOBCがやや高く、クラウド関連売上の拡大が成長を牽引しています。
2026年4〜6月期 オービック OBC
売上高 366.98億円 138.31億円
営業利益 248.60億円 65.77億円
営業利益率 約67.7% 約47.6%
売上高 前年同期比 +13.2% +13.8%
営業利益 前年同期比 +15.7% +18.1%

営業利益率は各社公表値から当サイト計算。オービックは連結、OBCは非連結のため、完全な同条件比較ではありません。

オービックとOBCの関係|別会社だが資本関係がある

名称が似ているため同じ会社や親子会社のように見えますが、オービックとOBCは別法人です。OBCは1980年に設立され、1981年にオービックから40%の資本参加を受け、その際に社名をオービックビジネスコンサルタントへ変更しました。

現在も資本関係は続いています。OBCの2026年3月末の株主状況では、オービックはOBC株式の36.81%を保有する筆頭株主です。またOBC公式FAQでは、OBCはオービックの持分法適用会社と説明されています。

したがって、両社は「同じ会社」ではなく、資本関係のある別会社と理解するのが正確です。事業面でも、オービックは大手・中堅企業向けERP「OBIC7」と導入・運用支援、OBCは「奉行クラウド」を中心とする業務ソフトを主力としており、顧客層や販売モデルにも違いがあります。

1. 規模と利益率はオービックが上

オービックの第1四半期売上高は366.98億円、営業利益は248.60億円。営業利益率は約67.7%です。OBCは売上高138.31億円、営業利益65.77億円で、営業利益率は約47.6%でした。

どちらも一般的なソフトウェア企業と比べても高い利益率ですが、今四半期の数字ではオービックがさらに高い水準です。利益率だけで企業を判断しない理由は営業利益率の見方で解説しています。

2. 売上と利益の伸び率はOBCがやや高い

売上高の前年同期比はオービックが13.2%増、OBCが13.8%増。営業利益はオービックが15.7%増、OBCが18.1%増でした。

今四半期の成長率だけを見るとOBCがやや上ですが、単一四半期だけでなく中期トレンドや事業構造も合わせて見る必要があります。詳しくは売上成長率の見方も参照してください。

3. オービックはOBIC7とシステムサポートが中核

オービックは主力の統合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」を大手・中堅企業向けに展開しています。第1四半期のシステムインテグレーション売上は151.45億円、システムサポート売上は195.89億円でした。

特にシステムサポート事業では、クラウドソリューションを中心とした運用支援・保守サービスが伸びています。導入後の継続収益が大きいことが、高い収益性を支える要因の一つです。

4. OBCは奉行クラウドへの移行が成長源

OBCの第1四半期ではクラウド関連売上が91.05億円で、前年同期比25.2%増でした。オンプレミス製品からクラウドへの移行需要や新規顧客獲得が成長を支えています。

2026年3月期時点でOBCの継続収益比率は83.9%。また、2026年4月時点で奉行クラウド・奉行クラウドEdgeの累計導入システム数は15万2,400以上と公表されています。

5. 通期会社予想でもオービックの利益率が高い

2027年3月期 通期予想 オービック OBC
売上高 1,487億円 575億円
営業利益 980億円 265億円
予想営業利益率 約65.9% 約46.1%

通期予想でも両社は高収益ですが、オービックの営業利益率が大きく上回る構造です。

6. 比較の要点

  • 会社の関係:別会社。ただしオービックがOBCの筆頭株主で、OBCはオービックの持分法適用会社
  • 売上規模:オービックが大きい
  • 営業利益率:オービックが高い
  • 直近成長率:OBCがわずかに高い
  • 顧客層:オービックは大手・中堅企業向けERP、OBCは奉行シリーズを中心に幅広い企業のバックオフィス業務を支援
  • 共通点:クラウドと継続収益が重要な成長ドライバー

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2026年8月31日時点で確認できる公表資料を使用。本記事は情報提供を目的としており、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。

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